FRP看板 ゲームショー特集

千葉県の幕張メッセで9月22日-24日に行われた東京ゲームショー2006のイベントに、弊社ではFRP造型のロボット製作で参加いたしました。
施主は石川県白山市にありますアニメゲームソフトを製作しているアイレムソフトウエアエンジニアリング様です。ロボットの名前はトロットビークル!
全長4mにも及ぶロボット製作は大変だったけどホントに面白かった!!
その様子をご覧ください。

画像をクリックすると大きな写真とともに詳しい説明がご覧いただけます。

FRPによる巨大ロボットが出来上がるまで

今回FRPで作成するのは、「バンピートロット」というゲーム(アイレムソフトウェアエンジニアリング社制作)の中で登場する、トロットビークルという乗物ロボットです。

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高さ4mという想定のビークルを実物大で作り、 東京ゲームショウに展示しようという壮大な計画! それも、一番上には実際の人間が乗れるようなものを、というご指定です。

数々のFRP造型をこなしてきたジャグワークスですが、ロボットを作るのは初めて。

でも、制作物がロボットとあってスタッフたちも少年時代に戻ったようにワクワクとした雰囲気。

その制作現場をゆっくりご覧ください。

2006年7月上旬 設計開始

巨大ロボット作りには綿密な設計が欠かせません。

まずは本体のフレーム構造についての検討用スケッチをアイレムさんに提出。
本体構造はFRP製、それをスチール製のフレームに取り付けることで決定。

また、ロボットの頭の部分への乗り降り方法を指示。
ロボットの横に移動式のタラップ階段をつけることにしました。

その打ち合わせが完了後、CADを使って、細かい設計図を作成。
4mのロボットが実際に動いてもおかしくないように作るには、とてもたくさんのパーツが必要となります。1つでも設計を間違えると、 これからの工程が台無しに。

アイレムさんとも綿密に打ち合わせを重ね、設計を進めます。

2006年7月中旬 設計書にしたがって原型づくりを開始・東京ゲームショー

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発泡スチロールで原型を作ります。

まずは糸鋸のようなもので大まかにカタチを切っていきます。

二人の息がぴったり合わないとうまく行きません。ナカナカ緊張する仕事です。

2006年7月中旬 原型作り、ナイフでカタチを整えます・FRP造形

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大きく切り出した発泡スチロールの原型をナイフで大まかに削ってカタチを整えていきます。

ちょっとしたナイフ捌きがパーツをダメにしてしまうかもしれない・・・息の抜けない作業です。

2006年7月中旬 原型の表面を滑らかに・FRP造形

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切り出した発泡スチロールにペーパーをかけて、表面を滑らかに仕上げます。

発泡スチロールの細かい粉が舞うので、マスクが欠かせない作業です。

この滑らかさが最終的には表面の質感を大きく左右するので手抜きはできません。

真剣な表情がいいですね。

2006年7月中旬 山と詰まれた原型のパーツ達・FRP造形

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発泡スチロールの原型パーツが完成しました。

原型はキレイだけど・・・
いずれは産業廃棄物となる運命。

でもこれがなければ、FRP造型はできません。短い命だけど、大切な役割を果たすんです。

2006年7月中旬 抜型の制作、開始・FRP造形

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出来上がった発泡スチロールの原型を使って、抜型の制作に入ります。

2006年7月下旬 抜型を制作中!グラスファイバーの香りが・FRP造形

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発泡スチロールでできた原型にグラスファイバーを貼っていきます。

あたり一面、いい香りがたちこめます。

2006年7月下旬 発泡スチロールを溶かして・・・FRP造形

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原型の発泡スチロールを溶かしてはがしていきます。
そうすると、グラスファイバー部分だけが残り、それが抜型と呼ばれるパーツになります。

今回はパーツも多いので、けっこう大変な作業。でも、ステキなロボットに仕上がる日を夢見て頑張っています。

2006年7月下旬 抜型が完成しました・FRP造形

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原型の発泡スチロールをはがすと、グラスファイバーの抜型が完成します。

でも、これがそのまま部品になるわけじゃないんだよね。

まだまだ工程は序盤。

これからも細かい作業が続きます。

 

2006年8月上旬 抜型から成型パーツ作りに入ります・FRP造形

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抜型が続々完成していますが・・・

どれがどこの部品なのかな??

2006年8月上旬 抜型にグラスファイバーを貼っていきます・FRP造形

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抜型にグラスファイバーを貼っていきます。

細かい手作業が続きます。

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貼ったグラスファイバーを均等に伸ばしているところ。

ここで手抜きをすると、塗装がうまく行きません。

2006年8月上旬 成型パーツがどんどん仕上がっていきます・FRP造形

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FRPの成型パーツがどんどん出来上がっています。

少しはロボットのパーツらしくなりました?

まだまだですかね?

ロボットらしくなるのはいつかな?

2006年8月中旬 成型パーツの仮組です・FRP造形

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成型パーツがすべて仕上がったところで、パーツの仮組み作業が始まりました。

ここで、仕様変更が発生。

ビークルの頭部分には実際に人間が乗れるよう設計していたのだが、その乗り降り方法が変わってしまいました。

最初はビークルの横に昇降階段をつけるという設計だったのですが、会場規定などにより、2階からの乗り降り、つまり、 ビークルの背面から乗り降りすることになったのです。

ビークルの背面にはタンクがあったのですが、やむをえず、取り外すことに。

ただ、タンクはほぼ出来上がっていたのでそのままブース床に設定することになりました。

2006年8月下旬 下半身フレームが完成・FRP造形

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土台となる下半身フレームができました。

鉄骨です。

アイレムさんもやってきて、打ち合わせにも熱が入ります。

このフレームに製作中のFRP部品を付けていくことになります。

 

2006年9月上旬 クレーンを使って、外で仮組を行います・FRP造形

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ロボットの各部材が出来上がり、クレーンを使って仮組を行います。

ワクワク!!

塗装はまだながら、くみ上げると、改めて巨大なロボットだなあ、という気がします。

2006年9月上旬 外での仮組が終わり、仕上げに向けての制作開始・FRP造形

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外での仮組も終わり、これからは仕上げに向けて細かい制作に入ります。

これからは雨が降っても大丈夫。

毎日天気を心配していましたが、大きな被害(?)もなく、順調に行っています。

屋内で見ると迫力もいっそう。

2006年9月上旬 いよいよ塗装が始まりました・FRP造形

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いよいよ塗装工程。

アイレムの方との打ち合わせで、本体の赤色を「某イタリア製有名スポーツカーのような色で…」という難しいお願いをされてしまった・・・。

しかし、難しいお題なら余計燃えるのが、ジャグワークス代表の鈴永 隆司。

自身もラジコンカーなどを制作し、凝るほうなので、アイレムさんの言い分にも納得がいくようだ。なんとかご希望の赤を探して、 塗装を開始しました。

2006年9月中旬 ソード部分が出来上がり、その大きさ見てください!・FRP造形

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トロットビークルは右手がソードアームといって、腕と剣が一緒になっている。
これはその部分。大きさはド迫力。
アイレムさんのディレクターさんが来られて、少年のような満面の笑顔。

まさに、夢をカタチにしている、って感じです。

2006年9月中旬 最後の仕上げに向かって連日残業・FRP造形

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最後の仕上げに向かって、連日、夜遅くまで作業が続きます。

写真はビークルの足の部分の塗装中です。
大きさ、よくわかるでしょう?

大勢のスタッフでにぎわう、ジャグワークスの工場でした。

2006年9月中旬 どんどんロボットらしくなっています・FRP造形

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ジャグワークスの工場に、所狭しと出現したトロットビークル。

まんまるお目々がつくと、愛嬌が出てきました。

場所を食う大物ですが、スタッフたちにも人気の的です。

このロボットが活躍するゲーム「バンビーとロット」が人気なのもわかります。

2006年9月19日 完成したロボット部品が幕張メッセへ出発・FRP造形

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完成したロボットの部品を積み込んで、いよいよ、東京ゲームショウ会場となる幕張メッセへ出発。

午後9時には会場に無事到着。
搬入開始時間まで駐車場で待機。

お目見えまであとわずか。

2006年9月20日 幕張メッセ会場での設営が始まりました・FRP造形

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搬入時刻の午前1時。
いよいよビークルの搬入・組み立て開始。

ブースの構造の関係でビークルを先に組み立てる。ブース設営開始予定は午前8時。余裕だと思っていたのだが…。

ビークルもかなり組み上がって来たが、細部の調整や仕上げなどに思いのほか時間がかかり、 ブース組み立て予定時刻の9月20日午前8時を過ぎてもまだ完成に至らなかった。ただ、殆どのパーツは組み上がっていたため、 ブース設営も開始することに。…

 

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そして午前11時、遂にビークル完成!

スタッフの表情もすがすがしく、記念ショットを撮影。

ご苦労様でした!

 

2006年9月21日 完成したトロットビークル・FRP造形

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なんとりりしいロボット!
大人気ゲームの「パンピートロット」から飛び出してきたような、ド迫力です。

頭のところには実際に乗ることができます。

明日の開幕を待つばかり。

たくさんのゲームファンの注目を集めること、うけあいですね。

2006年9月22日 東京ゲームショウの始まりです・FRP造形

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アイレムブースに設置された、トロットビークル。高さ4mの巨大さは来場してくれたゲームファンたちの注目を一身に集めていました。
作るのは大変でしたが、こうやって出来上がってみると、感激もひとしお!

ちなみにこのロボットは抽選で1名様にプレゼントされました。
可愛がってもらってくださいね。